今回は、これから単体テストに取り組もうとしている人も、実際に始めてみたけど結果に満足していない人にも参考にしてほしい、失敗しない単体テストの実施法についてご紹介します。
ソフトウェアの規模がそれほど大きくなかった時代においては、複数の開発者が作成したプログラムを結合し、まとめてテストするほうが効率的でした。
しかし、大規模・複雑化が進む最近のソフトウェア開発では、すでに効率的な方法ではなくなってきています。
一般的にソフトウェアの規模が大きいほどバグは見つけづらくなり、後工程で見つかるバグほど修正コストが大きくなると言われています。
バグを残したまま開発が進む「まとめてテストをする」方法では、バグの潜在化を招くとともに、リリース直前・直後に見つかるバグの対応に追われることになります。
そこで、重要になってくるのが「単体テスト」です。
単体テスト(ユニットテストと呼ばれることもあります)とは、プログラムを構成する部品(コンポーネント)が個々の機能を正しく果たしているかどうかを検証するテストです。
テスト対象を分割し、細かくテストをする単体テストを開発早期から実施することで、バグの作り込みを防止し、しかも迅速かつコストを抑えて修正をおこなうことができます。こうして部品の品質が向上し、最終的に全体の品質向上につながっていきます。
このように、メリットの多い単体テストですが、様々な要因によりうまく実施できていない開発現場も多いようです。では、なぜ単体テストがうまくいかないのでしょうか?
■単体テストの実施を妨げる課題
既存のソフトウェアの追加・保守開発が多くを占める開発現場では、すでに複雑化したソフトウェアに対して、1から単体テストを実施することは難しくなっています。また、開発現場に単体テストの実施フローが確立されていないために、本格的に取り組もうとすると従来の方法とは別に発生する工数を懸念したり、実施を始めたもののうまく効果が出せていないという声もよく聞かれます。
お客様からよく聞かれる課題
- 全てをテストする余裕がない
- 効果的なテストの粒度(スコープ)が分からない
- 担当者によってテスト精度が異なる
- 網羅的にテストをしたのにバグが多く残る
- 単体テストの効果が見えない
このように、敷居が高く感じられる単体テストで効果を出すためには、どうすればいいのでしょうか。
■単体テストを成功に導くために
今回挙げられた「お客様からよく聞かれる課題」の1つひとつに対して、テクマトリックスのこれまでの経験と実績をもとに、「失敗しない単体テストの勘所」と題し、資料にまとめました。
全てをテストする余裕がない現場での解決策は…
ソフトウェアのコードを○○の条件で3つに分類することだった!
など、詳しい内容を知りたい方は、ぜひ資料をご参考ください!
また、テクマトリックスでは。単体テストを効率的に実施する様々な機能を備えたテストツール「C++test」の導入から、単体テストの実施までをサポートするサービスをご提案しています。
製品サイトでは、ツールの導入メリットや単体テスト実施においてC++testがカバーする範囲、活用ポイントなどをまとめています。ぜひご参照ください!