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ソフトウェア開発におけるエラーの予防やプロジェクト管理、品質管理を支援するParasoft製品のTIPSなどを、国内総販売代理店テクマトリックスのサポートスタッフが紹介しています。

2015年10月8日木曜日

Jtest DTP・Parasoft DTP を利用した短期・高品質開発

短期・高品質開発を実現する仕組みとは?

今回は、Jtest DTPとParasoft DTPを組み合わせた短期・高品質開発を実現する仕組みをご紹介します。

短期・高品質開発を実現するJtest DTP、Parasoft DTPの仕組みは以下の通りです。
図の仕組みに関して詳細にご説明いたします。

①継続的インテグレーションによる問題早期発見

継続的インテグレーション導入により、ビルド・インスペクション・テスト・パッケージング・リリースを継続的に実行し、開発・テストプロセスで発生する問題の早期発見が可能です。「問題点→対策」の一例を以下に示します。

  • ビルドが壊れた!→コンパイル不能なコードを特定しビルドが通るように修正
  • インスペクションで指摘が発見された!→バグの場合は早期に修正
  • テストが失敗した!→バグの場合は早期に修正
  • 上記すべてを合わせて、リリース可能なモジュールか判断可能!

特に、Jtest DTPによるインスペクション・テスト自動化により、コーディング工程で結合レベルのバグを早期発見したり、人の目では追えない複雑な処理(Exception発生時の処理等)で発生する問題を特定することができ、早期に品質を向上させるための基盤を整えることができます。

※Jtest DTPで検出できる指摘については詳しくはJtestとOSSとの違いを参照ください。

②Parasot DTPによる問題点可視化・リスク分析

継続的インテグレーションで発生した問題を眺めているだけでは、何も解決しません。問題が改善しているのか、リアルタイムで確認する必要が出てきます。

Parasoft DTPでは、インスペクション、テスト、メトリクス、ビルド等さまざまな情報を一元的に収集して表示できます。ウィジェットの一例を示します。

問題の発生状況をリアルタイムで確認

ウィジェット概要
指摘事項の傾向を表示し、改善しているかを確認できます。
ソースコードメトリクスに順守して開発しているかを表示します。赤は指摘、緑は順守していることを示します。
Jenkinsのジョブの状況を表示します。

多角的なデータからリスクを特定し、自動的に優先度付け

ウィジェット概要
モジュールのビジネスリスク・セキュリティリスク・指摘数からリスクのあるモジュールを特定します。
Googleのバグ予測スコア・サイクロマチック複雑度・コードボリュームから複雑でバグの混入確立が高いコードを特定できます。

③優先度付けされた指摘の取り込み、修正と生産性の高い開発

開発者は優先度付けされた指摘事項やテスト結果をIDEに取り込めます。 普段使いなれたIDE上で確認ができるので 生産性の高い開発も実現できます。

EclipseとIntelliJ IDEAに指摘を取り込んだ画面



開発者の手元でも解析を行えるので、チェックイン前のコードの品質を高めることができます。

最後に

いかがでしたでしょうか。Jtest DTPとParasoft DTPを組み合わせることで早期に問題を発見し、改善状況をリアルタイムにモニタリングできます。また、多角的な情報からリスク分析することで、ソフトウェア開発をより潤滑に進められるのではないでしょうか。

今回ご紹介した Jtest DTP、Parasoft DTPに関するセミナーを10月23日に実施いたします。

セミナーにつきましては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひこちらも御覧ください。

「2015年10月23(金)開催セミナー JALインフォテック様における旅客システム開発の品質向上事例紹介!」



また、Parasoft DTPの体験版もご用意しておりますので、ぜひお問い合わせください。