このブログについて

ソフトウェア開発におけるエラーの予防やプロジェクト管理、品質管理を支援するParasoft製品のTIPSなどを、国内総販売代理店テクマトリックスのサポートスタッフが紹介しています。

2015年12月22日火曜日

【東京・大阪開催】改訂されたIEC 62304:2006/Amd 1:2015での新規追加要求(ソフトウェア不具合除去)と、それを解決するテストツール活用実践セミナー

この度、医療機器ソフトウェアの開発プロセスの構築、または効率化をお考えの方へご参考としていただけるセミナーを東京大阪にて開催いたします。

本セミナーでは、主に IEC 62304:2006/Amd 1:2015による改訂部分に焦点を当てた医療機器ソフトウェアSLCP規格IEC 62304の概説と、ソフトウェア設計・検証アクティビティに対する規格要求事項をParasoft社製テストツールC++testdotTESTJtestなどにより自動化しながら効率的に進めるための方法を紹介します。

テストツールについては、ハンズオン形式で実際にツールを操作しながら通常の作業をどのように自動化・効率化していくのかを体感し、習得していただきます。

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◆セミナー概要
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【開催日程】
東京会場 2016年1月13日(水)13:30~17:30 (開場: 13:20)
テクマトリックス セミナールーム 東京都港区三田3-11-24 国際興業三田第2ビル

大阪会場 2016年1月27日(水)13:30~17:30 (開場: 13:20)
テクマトリックス株式会社 大阪支店 セミナールーム
大阪市中央区南本町2丁目6番12号 サンマリオンNBFタワー6F

【参加費用】無料

【定員】
東京会場 8名
大阪会場 6名
※定員になり次第締め切らせていただきます。
※同一部署からのご参加は、2名様までとさせていただきます。
※ご同業の方、医療機器製造に携わっていない方の参加はご遠慮いただいておりますので予めご了承ください。

【アジェンダ】
●IEC 62304:2006/Amd 1:2015 改訂版概説
●ツールによる検証プロセスの実施 ~ハンズオン~
Ⅰ.静的解析ツールを用いたユニット実装検証
 ・実装検証に関するIEC 62304の要求事項の確認
 ・要求された実装検証の静的解析ツールによる実施
  静的解析ツールが搭載するルールセットの使用
  - IEC 80002-1 Annex B.2向けルールセット(C++test
  - FDA向け推奨ルールセット(C++test
  - IEC 62304向け推奨ルールセット(dotTEST

Ⅱ.ツールを用いたユニットテスト
 ・ユニットテストに関するIEC 62304の要求事項の確認
 ・要求されたユニットテストの実施
 ・FDA GPSVにて言及されるカバレッジによるテストの評価

Ⅲ. テストツール/構造解析ツールUnderstandを用いた変更管理
 ・影響分析のUnderstandによる実施
 ・回帰テストの実施

Ⅳ. UIテスト自動化ツールを用いたシステムテスト(GUIテスト)
 ・システムテストに関するIEC 62304の要求事項の確認
 ・要求されたシステムテストの実施



2015年12月4日金曜日

2016年1月19日開催!IoTセミナー情報

 高信頼性IoTシステム開発の実現に向けたモデルベースシステムズエンジニアリングの活用とシステム間の連携検証

近年の製品・サービスは、デバイスの高機能化、ネットワーク環境の充実、外部システムとのデータ通信などにより、様々なシステムが連携し、新たな価値を提供しているものが多くなってきています。
注目を浴びるIoT技術は、それらの流れを総称する大きな技術トレンドと言えます。


このような複雑なシステムにおいて高い信頼性を実現する開発を行うためには、システムを構成する個々のデバイス・サブシステムだけではなく、これらの連携を想定したV&V(検証および妥当性確認)が必要となります。
一方で、メカ、エレキ、ソフトウェアなど様々な分野の関係者が関わることになるため、関係者間の円滑なコミュニケーションが後工程での手戻りを防ぎ、開発を成功させる鍵となります。


その対応策として今、モデルベース システムズエンジニアリング(MBSE)が注目されています。MBSEとは「製品やサ-ビスなどのシステムの開発を成功に導く」ことを目的に、様々な分野の関係者が関わる複雑なシステムの開発に対応する方法です。
近年では、自動車、防衛、ロボティックスといった分野で、日本でも導入が始まっています。


本セミナーでは、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の西村教授をお招きし、高信頼性IoTシステムの事例として、同氏が取り組む自動運転システムを搭載する自動車を取り巻くSoS(System of Systems)アーキテクチャに関して、MBSEの有効性とシステム間連携における検証の重要性について解説いただきます。
さらに、システム間連携の検証を効率的かつ確実に実現するテストソリューションをテクマトリックスよりご紹介します。


今、注目されるIoTシステムの開発において重要な視点と課題の早期解決を提案するセミナーとなっておりますので、是非ご参加ください!

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◆セミナー概要
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【開催日程】2016年1月19日(火)13:30~17:00 (開場:13:10)

【会場】テクマトリックス セミナールーム 東京都港区三田3-11-24 国際興業三田第2ビル

【参費用】無料

定員】40名(定員になり次第締め切らせていただきます。)
    ※同一部署からのご参加は、2名様までとさせていただきます。
    ※ご同業の方の参加はご遠慮いただいております。

【講演内容】
MBSEの有効性とシステム間連携における検証の重要性について
【講師】
慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科
教授 西村 秀和 様

【概要】
モデルに基づくシステムズエンジニアリング(MBSE)により、自動運転システムを搭載する自動車を取り巻くSoS(System of Systems)アーキテクチャを検討した事例をご紹介するとともに、車-車間や路-車間を繋ぐ情報システムを含む構成システム間連携における検証の重要性についてお話します。


高信頼性IoTシステム開発おいてデファクトスタンダードとなるテスト戦略
【講師】
テクマトリックス株式会社 ソフトウェアエンジニアリング技術部
飯山 正史

【概要】
高信頼性IoTシステムの開発では、モノやサブシステムの相互運用性、接続性、そしてセキュリティーなどの様々な懸念を考慮したテスト戦略を持つことが今後のデファクトスタンダードとなります。
本セッションでは、IoTシステムの信頼性を確保すると共にスピード感を持ったビジネス展開を実現するテスト戦略についてご紹介します。

 セミナー申込み


2015年11月2日月曜日

ETロボコンに参戦しました


はじめまして、6月にParasoft製品サポートチームに配属された新人です。

スキルアップの一環として、「ETロボコン」に参加しました。

今回はその様子をレポートいたします。


ETロボコンとは、「5年後、15年後に世界をリードするエンジニアの育成」をテーマに、ロボットで指定コースを自律走行させ競技を行います。

競技するロボットは全チーム同じものを使用するため、ソフトウェアの優劣が勝敗を分けるポイントとなっています。
※詳しくは、ETロボコンの公式HPをご確認ください。



会場の様子

EV3


初参戦ということもあり、私達「チームてくまと(私+先輩2人)」は、入門者向けのプライマリークラスにエントリーしました。

「ETロボコン」では、初心者向けに、開発の手順やモデルについて解説してくれる技術教育も開催されます。

技術教育で基礎を学び、ロボットの理解を深めながら、「チームてくまと」は以下のスケジュールで開発を進めていきました。


  • 6月:技術教育に参加、サンプルコードでロボットを動かす
  • 7月:障害物(難所と呼ばれる)を攻略する機能の実装
  • 8月:設計を解説するためのモデルを作成
  • 9月:難所を攻略する機能の実装と細かな調整



そして、3ヶ月の開発を終え、去る9/22(火)、「ETロボコン東京地区大会」へ出場しました。

大会の順位は、難所の異なる2種類のコース(LおよびRコース)を走行させた結果に「ロボットの構造を紹介するモデル」の出来ばえが加算され、その合計スコアで決まります。

そして、上位4チーム(東京地区の場合)には、全国大会への出場権が与えられます。

今年の東京地区プライマリークラスでは、51チームが全国大会を目指して、熱い戦いを繰り広げました。

下の動画は、「チームてくまと」(画面向かって左のロボット)がRコースを走行している様子です。



後日発表された「チームてくまと」の総合順位は、51チーム中18位で、残念ながら全国大会には至りませんでした。

優勝チームとは、ロボットのスピード、難所攻略の精度、モデルの分かりやすさ、など様々な点で大きな力の差を感じました。

しかし、LコースRコース共に、目標としていた「完走」は、(ほぼ)達成することができました。

たとえ優勝できなくても、3ヶ月ロボットと格闘して学んだことは、私にとって大きな財産になったと思います。

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なお、大会で使用したロボットは、「Embedded Technology2015」の弊社ブースで展示する予定です。

EV3のコードを解析した結果や、ロボットを走らせたときのコードカバレッジの測定結果なども御覧いただけるように、現在準備を進めています。

ET2015へお越しの際は、ぜひテクマトリックスブースにお立ち寄りください。

2015年10月27日火曜日

IEC 62304 とは?

今回は、本ブログでもたまに登場する「IEC 62304」という規格について説明します。

IEC 62304は、医療機器ソフトウェアの安全性向上を目的としたソフトウェアライフサイクルプロセス(ソフトウェアの開発工程と保守工程)を規定した国際規格です。この規格では、高信頼性かつ安全なソフトウェア製品が開発されたとすることに信頼を持つことが出来るようにプロセス内で実施すべきアクティビティやタスクを示しています。





20065月に発行され、欧州ではEN62304としてMD指令、IVD指令の整合規格とされています。米国FDAにおいても20087月にRecognized Consensus Standardと認定されています。中国では推薦性業界基準YY/T 0664-2008として中国語版IEC 62304が規格化されています。日本国内では2012年にJIS化(JIS T 2304)され、201411月に施行された医薬品医療機器法第12条第2項において参照される「最新のライフサイクルモデル」として使用することができると考えられます。

つまり、世界の多くの国、地域でソフトウェア制御を含めた医療機器を販売するためには、その安全性を証明することが必須になっており、そのためにはソフトウェア開発・保守においてIEC 62304に準拠することが求められています。


IEC 62304に書かれている開発プロセスと保守プロセスのアクティビティを図にするとこのようになります。

IEC62304のソフトウェア開発プロセス

IEC 62304のソフトウェア保守プロセス

一般的なソフトウェア開発・保守と何が違うのか?


注意すべき点は、IEC 62304に即した手順によって開発工程を実施し、定められた成果物を作成していく必要があります。 従って、時間やリソースが十分に与えられないソフトウェア開発の現場に散見されるような、設計書を書かないまま実装だけが進んでしまったり、単体テスト、結合テストをとばしてシステムテストだけで検証を終えてしまったり、といったことが許されません。

■通常のソフトウェア開発・保守と異なる点
IEC 62304に則した医療機器ソフトウェアの開発・保守では、ソフトウェア開発・保守期間の各フェーズにて、設計・仕様等のソフトウェア開発成果物に基づく患者、および医療従事者の安全にかかわるリスクマネジメントの実施が求められることです。

テクマトリックスではIEC 62304 への準拠、ライフサイクルプロセスの効率化や自動化、または医療機器ソフトウェアに関するMDD、MDR、FDA、CFDA申請に向けたソリューションを提供しています。
また、医療機器ソフトウェアについて、IEC 62304(JIS T 2304)およびFDA適合対応に関係する無料相談会も開催しております。

弊社Webサイトではソリューションの詳細、セミナー情報、各種技術資料なども併せてご紹介しておりますので、是非ご参考ください。



 医療機器ソフトウェアSLCP支援ソリューション詳細

2015年10月8日木曜日

Jtest DTP・Parasoft DTP を利用した短期・高品質開発

短期・高品質開発を実現する仕組みとは?

今回は、Jtest DTPとParasoft DTPを組み合わせた短期・高品質開発を実現する仕組みをご紹介します。

短期・高品質開発を実現するJtest DTP、Parasoft DTPの仕組みは以下の通りです。
図の仕組みに関して詳細にご説明いたします。

①継続的インテグレーションによる問題早期発見

継続的インテグレーション導入により、ビルド・インスペクション・テスト・パッケージング・リリースを継続的に実行し、開発・テストプロセスで発生する問題の早期発見が可能です。「問題点→対策」の一例を以下に示します。

  • ビルドが壊れた!→コンパイル不能なコードを特定しビルドが通るように修正
  • インスペクションで指摘が発見された!→バグの場合は早期に修正
  • テストが失敗した!→バグの場合は早期に修正
  • 上記すべてを合わせて、リリース可能なモジュールか判断可能!

特に、Jtest DTPによるインスペクション・テスト自動化により、コーディング工程で結合レベルのバグを早期発見したり、人の目では追えない複雑な処理(Exception発生時の処理等)で発生する問題を特定することができ、早期に品質を向上させるための基盤を整えることができます。

※Jtest DTPで検出できる指摘については詳しくはJtestとOSSとの違いを参照ください。

②Parasot DTPによる問題点可視化・リスク分析

継続的インテグレーションで発生した問題を眺めているだけでは、何も解決しません。問題が改善しているのか、リアルタイムで確認する必要が出てきます。

Parasoft DTPでは、インスペクション、テスト、メトリクス、ビルド等さまざまな情報を一元的に収集して表示できます。ウィジェットの一例を示します。

問題の発生状況をリアルタイムで確認

ウィジェット概要
指摘事項の傾向を表示し、改善しているかを確認できます。
ソースコードメトリクスに順守して開発しているかを表示します。赤は指摘、緑は順守していることを示します。
Jenkinsのジョブの状況を表示します。

多角的なデータからリスクを特定し、自動的に優先度付け

ウィジェット概要
モジュールのビジネスリスク・セキュリティリスク・指摘数からリスクのあるモジュールを特定します。
Googleのバグ予測スコア・サイクロマチック複雑度・コードボリュームから複雑でバグの混入確立が高いコードを特定できます。

③優先度付けされた指摘の取り込み、修正と生産性の高い開発

開発者は優先度付けされた指摘事項やテスト結果をIDEに取り込めます。 普段使いなれたIDE上で確認ができるので 生産性の高い開発も実現できます。

EclipseとIntelliJ IDEAに指摘を取り込んだ画面



開発者の手元でも解析を行えるので、チェックイン前のコードの品質を高めることができます。

最後に

いかがでしたでしょうか。Jtest DTPとParasoft DTPを組み合わせることで早期に問題を発見し、改善状況をリアルタイムにモニタリングできます。また、多角的な情報からリスク分析することで、ソフトウェア開発をより潤滑に進められるのではないでしょうか。

今回ご紹介した Jtest DTP、Parasoft DTPに関するセミナーを10月23日に実施いたします。

セミナーにつきましては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひこちらも御覧ください。

「2015年10月23(金)開催セミナー JALインフォテック様における旅客システム開発の品質向上事例紹介!」



また、Parasoft DTPの体験版もご用意しておりますので、ぜひお問い合わせください。

2015年9月29日火曜日

2015年10月23(金)開催セミナー JALインフォテック様における旅客システム開発の品質向上事例紹介!



【特別講演】
株式会社JALインフォテック様はこうして実現!
大規模旅客システム開発の品質向上事例

【Parasoft社 緊急来日セッション】
米国最新事例と合わせて紹介する次世代の開発・テスト統合プラットフォーム「Parasoft DTP」




限られた時間とリソースの中で効率的かつ高品質なソフトウェア開発を行うためには、開発現場でのコードレビューが欠かせません。
しかしながら、目視によるレビューでは、担当者に負担がかかるだけではなく、バグの見落としによる後工程での手戻り、リリース後の不具合発生のリスクもあります。

株式会社JALインフォテック様では、このような課題に対し "ある解決策" を採用されました。

それでは、具体的にはどのような取り組みを行われたのでしょうか。
今回のセミナーでは、株式会社JALインフォテック 旅客システム刷新推進部 秋元 和幸様をお招きし、コードレビューの効率化・ソフトウェアの品質向上の秘訣について、詳しくご紹介いただきます!

さらに今回、米国Parasoft社の副社長であるMark Lambert氏が来日し、同社がこの度リリースした最新のソフトウェア開発・テスト統合プラットフォーム「Parasoft DTP」について紹介いたします。

先日リリースした「Parasoft DTP」は、様々なメディアに取り上げていただきました。
■キーマンズネット
http://www.keyman.or.jp/nw/20063714/

■クラウドWatch
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/20150908_719974.html

■CodeZine
http://codezine.jp/article/detail/8940

■ITpro Active
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atclact/active/14/415101/091400265/

「Parasoft DTP」は、Parasoft社製テストツールに限らずさまざまなサードパーティ製ツールの解析情報を一元的に管理することで、ソフトウェア開発プロセスにおける迅速な意思決定を可能にします。
また、バグの検出能力やパフォーマンスが大幅に向上したJtestの最新版と「Parasoft DTP」を組み合わせて活用することで実現した、アメリカ国内におけるプロジェクト分析の最新事例をご紹介します。

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◆セミナー概要
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【開催日程】2015年10月23日(金)13:30~18:00 (開場:13:10)

【会場】東京コンファレンスセンター品川東京都港区港南 1-9-36 アレア品川 4F 406

【参加費用】無料

【定員】80名(定員になり次第締め切らせていただきます。)
    ※ご同業の方の参加はご遠慮いただいております。


【講演内容】
■「バグ検出の精度アップと問題点の早期改善を実現した品質向上策」
【講師】
  株式会社 JALインフォテック
  旅客システム刷新推進部 旅客システム刷新第2グループ
  秋元 和幸様

【概要】
現在も進行中の旅客サービスシステムの刷新プロジェクトで課題となったのがソースコードのレビュー。目視とオープンソースの解析ツールで実施していた従来の方法を見直すことで、バグ検出の精度アップと問題点の早期改善を実現した品質向上策についてご紹介します。

仮題「Parasoft DTPのコンセプトとデモンストレーション」
【講師】
  Parasoft Corporation
  VP of Product Management and Support
    Mark Lambert氏


■「新たなプラットフォームによる開発スピードと品質の向上」
【講師】
  テクマトリックス株式会社 ソフトウェアエンジニアリング技術部
  渡辺 征一

【概要】
製品やサービスをいち早く市場に提供するために、ソフトウェア開発にはより一層の開発スピードと品質の向上が要求されています。
本セッションでは「Parasoft DTP」を用いて、これまで開発現場に分散していたさまざまな情報を正確に把握・分析し、潜在的なリスクの回避や迅速な意思決定を可能にするソリューションをご紹介します。




2015年9月28日月曜日

Parasoft DTPでソフトウェアの品質情報を見える化・比較する!

■何となく「品質を良くしたい」と思ってはいるものの…


 一つのソフトウェアシステムを複数のチームで開発していると、チームごとに品質のばらつきがあると感じたことはありませんか?ばらつきがあると感じても、具体的に何が違うのか分からず改善につなげられない、ということが多いのではないでしょうか。

 また品質情報を報告するのはチーム内の誰かが行うわけですが、その情報の収集とグラフ化に時間がかかってはいないでしょうか。ソースコードを高品質に保つために品質情報は必須ですが、大抵の場合納期はあっという間に来ますから、この時間を開発作業に当てられないのはもったいないと思います。

 こんな悩みを解決するべく、9月7日にParasoft Development Testing Platform(Parasoft DTP)がリリースされました!

■品質情報を集める・見せる


 Parasoft DTPは、ソフトウェア開発ライフサイクルを加速し、迅速な意思決定をサポートするソフトウェア開発・テスト管理プラットフォームです。Parasoft製品に限らず様々なツールから情報を集約して一元管理できます。


 ソースコードからこのような品質情報を自動的に収集できるよう、ぜひ継続的インテグレーションを取り入れましょう。ソースコードを継続的にビルドするのと同時に解析も行うことによって、品質情報がリアルタイムに近いタイミングで集約されていきます。一方でソースコード以外からの品質情報は、例えば他ツールに用意されているAPIを呼び出すことによって収集できます。

 集約した情報は、ダッシュボード上の様々なグラフやチャートで表示できます。このダッシュボードにどのグラフをどのように配置するか、またどの情報をどのようなグラフにするかをカスタマイズできます。

■例えばこんな風に見てみる


 特定の開発チームに絞って品質情報を知りたい場合は、そのチームのモジュールに関するメトリクスやソースコード解析の結果、単体テストの結果を見ます。ビルドの状況も見えるといいでしょう。グラフによってはクリックするとソースコードを表示できるので、ソースコードを見ながら解析結果のレビューもできます。ヤバいところが見つかったらさっさと修正してしまいましょう。


 またプロジェクトリーダーが全体の品質情報を確認したい場合には、ソースコード解析結果や単体テストの状況をモジュールごとに並べて見ることができます。特定のチームのモジュールだけが悪い傾向を示していたら、そのチームがバグの温床になっているかも!この疲弊がちなチームに休養を与えたらバグが減る…とはいかないものでしょうか。

 品質情報に加えて進捗状況も見たい場合には、バーンダウンチャートなども一緒に表示しましょう。週次や月次で確認していた情報がほぼリアルタイムで確認できれば、プロジェクト進捗の障害にいち早く気づくことができます。


 なお見るダッシュボードは利用者ごとに選択できますし、関係者全員で共有することももちろんできます!

■ITpro EXPO 2015でお会いしましょう


 いかがでしたでしょうか。ソフトウェアの品質情報の収集とグラフ化がParasoft DTPと継続的インテグレーションによって簡単にでき、品質情報を報告する手間を削減できます。またダッシュボードとグラフをカスタマイズすることによって、品質情報を早く、容易に把握できます。これによって、早いタイミングから品質問題を予防するアクションを取ることができるようになり、結果としてソフトウェアシステムを高品質に保つことができるのではないでしょうか。

 最後に、弊社は9月30日から10月2日かけて開催されるITpro EXPO 2015に出展します。弊社ブースにてParasoft DTPのデモを行いますので、品質情報の見える化・比較にご興味のある方はぜひブースにお越しください。また当日お越しいただけない場合でも、Parasoft DTPの体験版もご用意しておりますので、ぜひお問い合わせください。

ITpro EXPO 2015

Parasoft DTPの体験版申し込み
体験版

Parasoft DTPの製品特長・お問い合わせ
http://parasoft.techmatrix.jp/