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ソフトウェア開発におけるエラーの予防やプロジェクト管理、品質管理を支援するParasoft製品のTIPSなどを、国内総販売代理店テクマトリックスのサポートスタッフが紹介しています。

2015年11月2日月曜日

ETロボコンに参戦しました


はじめまして、6月にParasoft製品サポートチームに配属された新人です。

スキルアップの一環として、「ETロボコン」に参加しました。

今回はその様子をレポートいたします。


ETロボコンとは、「5年後、15年後に世界をリードするエンジニアの育成」をテーマに、ロボットで指定コースを自律走行させ競技を行います。

競技するロボットは全チーム同じものを使用するため、ソフトウェアの優劣が勝敗を分けるポイントとなっています。
※詳しくは、ETロボコンの公式HPをご確認ください。



会場の様子

EV3


初参戦ということもあり、私達「チームてくまと(私+先輩2人)」は、入門者向けのプライマリークラスにエントリーしました。

「ETロボコン」では、初心者向けに、開発の手順やモデルについて解説してくれる技術教育も開催されます。

技術教育で基礎を学び、ロボットの理解を深めながら、「チームてくまと」は以下のスケジュールで開発を進めていきました。


  • 6月:技術教育に参加、サンプルコードでロボットを動かす
  • 7月:障害物(難所と呼ばれる)を攻略する機能の実装
  • 8月:設計を解説するためのモデルを作成
  • 9月:難所を攻略する機能の実装と細かな調整



そして、3ヶ月の開発を終え、去る9/22(火)、「ETロボコン東京地区大会」へ出場しました。

大会の順位は、難所の異なる2種類のコース(LおよびRコース)を走行させた結果に「ロボットの構造を紹介するモデル」の出来ばえが加算され、その合計スコアで決まります。

そして、上位4チーム(東京地区の場合)には、全国大会への出場権が与えられます。

今年の東京地区プライマリークラスでは、51チームが全国大会を目指して、熱い戦いを繰り広げました。

下の動画は、「チームてくまと」(画面向かって左のロボット)がRコースを走行している様子です。



後日発表された「チームてくまと」の総合順位は、51チーム中18位で、残念ながら全国大会には至りませんでした。

優勝チームとは、ロボットのスピード、難所攻略の精度、モデルの分かりやすさ、など様々な点で大きな力の差を感じました。

しかし、LコースRコース共に、目標としていた「完走」は、(ほぼ)達成することができました。

たとえ優勝できなくても、3ヶ月ロボットと格闘して学んだことは、私にとって大きな財産になったと思います。

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なお、大会で使用したロボットは、「Embedded Technology2015」の弊社ブースで展示する予定です。

EV3のコードを解析した結果や、ロボットを走らせたときのコードカバレッジの測定結果なども御覧いただけるように、現在準備を進めています。

ET2015へお越しの際は、ぜひテクマトリックスブースにお立ち寄りください。